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(9). ホルモン異常は不育症の基礎的異常です

ホルモン(内分泌)異常の多くは、卵巣の黄体機能不全か高プロラクチン血症です。近年の多くの研究報告により、黄体機能不全はそれ自体ではその後の流産の危険因子ではないようですが、実験的な研究結果では、卵巣から分泌される黄体ホルモンはリンパ球のT細胞に作用して、妊娠維持に有利な免疫状態に誘導することが判明しています。よって、ホルモン異常は、精神―神経系・内分泌系・免疫系・凝固系のネットワークの破綻を誘導することにより流産を引き起こしていると考えられます。このことより、妊娠初期の黄体ホルモン治療は補助治療として効果があるものと思われます。

同様に、プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)も精神―神経系・内分泌系・免疫系・凝固系のネットワークに深く関わっています。高プロラクチン血症は妊娠維持にとって不利な免疫状態に誘導することが判明しています。プロラクチンは別名、愛情ホルモンあるいはストレスホルモンとも言われており、ストレスによっても微妙に高くなる傾向があります。よって、精神―神経系・内分泌系・免疫系・凝固系のネットワークの異常に対しては、精神療法、ホルモン療法、免疫療法、あるいは抗凝固療法の併用療法がさらに治療効果を高めるものと考えられます。

甲状腺機能低下症の場合は血流が悪くなり、冷え性、凝り性、低血圧、朝が弱いなどの症状がよくあります。同時に子宮内の血流も悪いわけですから、子宮内の胎児にはよくありません。免疫異常による甲状腺機能低下症も稀ではありません。2006年にはイタリアの臨床研究施設から、積極的な甲状腺薬の治療により有意な流産予防効果があったことが報告されています。

最終更新日: 2016年05月24日 17:33

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