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(3). 検査と治療法は…

次回妊娠の際、それを維持するために「妊娠前から流産を予防する」のが不育症治療の考え方です。要因をさがし出す検査は欠かせません。

危険因子を見つけ出して予防するのが治療の基本
   不育症の治療は、危険因子を見つけ出して、それを予防するという「予防医療」が基本です。これはいわば生命保険の考え方で、危険や不安が大きいほど念のための保険金を高くしよう、つまり治療を過剰にしようというもの。それにはまず、検査で危険因子を見つけ出すことが重要です。検査の多くは血液検査ですが、予防医療ということもあり、健康保険がきかない項目も多いのが現状です。

100%流産に至る因子はほとんど存在しない
   不育症につながる先天的な因子は染色体異常と子宮奇形で、それ以外の多くは後天的、偶発的に起こるものです。現在のところ「100%流産を引き起こす因子」はほとんどありません。子宮奇形でも約60%が手術せずに出産することができます。しかし多くの場合、危険因子は一つではなく複数あわせ持つのが現状。さらに心理的ストレスも加わり、治療が複雑になっているのです。

予防医療は過剰治療。グレーゾーンなら治療を
   予防治療は原則として過剰に行います。たとえば甲状腺ホルモン。内科の観点では母体の身体的に異常がなくても、検査上、潜在性機能低下症と考えられれば、胎児への栄養補給のため積極的に治療します。これが過剰治療の意味です。50~60%の成功率が80%になるなら複数の治療法にチャレンジするべきと考えます。不育症の場合、妊娠がわかると不安と緊張が強くなりますので、妊娠前から精神の安定にとり組むことも予防治療の一つといえます。
最終更新日: 2016年04月14日 16:52

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