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(4). 現在行われている治療法

抗リン脂質抗体と凝固因子異常の治療

低用量アスピリン療法
   胎盤内に血栓ができると、血流が滞って胎児への栄養がスムーズに流れなくなってしまいます。その血栓を防ぐための治療で、低用量アスピリンを服用します。薬剤名はバファリン81mg、バイアスピリン100mgなどで、1日半錠(または1錠)が目安。妊娠前の高温期から服用を始め、まずは、妊娠16週くらいまで服用します。状況により、さらに長く服用を続ける場合もあります。

ヘパリン療法
   血栓を防ぐ作用があるヘパリンを用いる療法。低用量アスピリン療法と併用することで、高い治療効果が得られています。妊娠反応が出てすぐから、12時間ごとにヘパリンの皮下注射を行います。重度の抗リン脂質抗体症候群の場合には出産直前まで投与することもありますが、現在、当院では妊娠10~12週くらいまでの投与がほとんどです。現在では、太ももや腹部に自分で注射を打つ自己注射を行っています。クリニックで練習をしてから行うのでむずかしくはありませんが、慣れないうちはアザができたりすることもあります。

原因不明の場合、慎重に行う夫リンパ球免疫療法
   夫の血液中のリンパ球を分離して、それを妻に注射する治療法。免疫学的(HLA抗原)に似た夫婦が流産しやすいことから、妻に夫リンパ球を輸血することで遮断抗体をつくり、胎児を受け入れやすくするという考え方で行われてきました。1980年代から世界的に行われたこの治療法は、日本でも1000例以上実施され、約80%という高い成功率をあげました。しかし、有効性を疑問視する研究や、夫の血液による感染症(特にエイズ感染)の心配があり、現在は慎重に対応されています。また、抗リン脂質抗体など自己抗体がある場合には、かえって病態を悪化させることがあり注意が必要です。

ピシバニール免疫治療
胎児の夫由来部分を異物と妊娠してしまい、免疫機能で排除しようとしてしまう事が流産の原因と考えられる拒絶免疫異常の新しい治療法。ピシバニールを接種することで、受精卵の夫由来部分への免疫反応を正常に調節する事を目的としています。
最終更新日: 2016年04月14日 16:53

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