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不育症と着床障害のポイント解説

院長のブログにて連載中の内容を転載しました。

2015年6月発行の「産婦人科の実際」
(金原出版株式会社)という医学雑誌の、
特集 「Stop the 流産」に、依頼論文を書きました。

日本医科大学産婦人科教授の竹下俊行先生が
企画された最新の特集です。

定価が2700円+税です。
関心がある方はご購入ください。

(要旨)
近年、反復着床不成功でもあり、反復流産でもある患者は増加してきている。反復着床不成功も反復流産も胚が子宮内に接着してから、どの時期に発育停止するかの違いである。その原因は胚の染色体異常か、子宮内環境の不都合化に分けられる。胚盤胞の胚の約50~70%、初期流産絨毛の約50~70%に染色体異常があることが報告されている。その多くが偶然的な数的異常であるので、反復した着床不成功・流産では、連続する子宮内環境の不都合化による可能性がある。子宮内環境の不都合化には、身体的な因子だけではなく、精神的な因子が存在している。
妊娠がわかったとき、
あるいは移植したあと、
いつもお腹が痛い方、

精神・神経系がピリピリしていると、
腹膜刺激症状のひとつとして、
痛みを感じる場合があります。


精神・神経系がピリピリしすぎると、
交感神経系からアドレナリンが分泌して、
子宮の中のラセン動脈を細くしてしまい、
赤ちゃんへ酸素をうまく送れません。
また、
免疫細胞を活性化して、
赤ちゃんを異物として攻撃してしまいます。


赤ちゃんを思う気持ちが異常に強いと、
過剰な緊張を生み、
ときに痛みとして、
その危険性を
教えてくれているのかもしれません。
不育症と着床障害の原因には、
身体的因子だけではなく、
精神的な因子も存在しています。

実際に多くの患者さんと接していると、
治療のためには、数値では説明できない、
何かが大切であると感じられます。

この何かが精神的因子であるのです。

反復流産クリニックを受診する患者の
約30%は抑うつ状態~うつ病である
との報告(Klock, S.C. ら、1997)や、
反復流産クリニックを受診する患者の
不安レベルは精神科の外来患者の不安レベル
に近いとの報告(Craig, M. ら、2002)
もあります。

当院のある一日の不育症初診6名につき、
精神科専門医が日本版BDI-IIにて
調査したところ、
3名が軽症うつ病と診断されました。
人体発生学から見て、
発生9日目頃(妊娠3週2日)(胚盤胞移植4日目)
には胎盤になる絨毛細胞の組織内に腔隙が出現し、
子宮内膜のラセン動脈~毛細管と交流し始めます。

ラセン動脈の血管平滑筋細胞層は
母体の交感神経の影響下にあります。

つまり、母体がストレスにより
過剰な緊張状態にあれば、
ラセン動脈が収縮して
胚に十分な酸素を供給できません。

この危険を少しでも回避するためなのか、
妊娠4週頃より子宮内膜内の絨毛細胞が
ラセン動脈内に浸潤し、
妊娠16週頃までに、
血管平滑筋細胞と
ほぼ完全に置換してしまうのです。

これにより、
妊娠16週以後については、原則、
胎児―胎盤系は
母体の神経支配を受けることなく、
血管を拡張して酸素に満ちた血液を
吸収できるのです。

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