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不育症と着床障害のポイント解説

院長のブログにて連載中の内容を転載しました。

不育症と着床障害の原因には、
身体的因子だけではなく、
精神的な因子も存在しています。

実際に多くの患者さんと接していると、
治療のためには、数値では説明できない、
何かが大切であると感じられます。

この何かが精神的因子であるのです。

反復流産クリニックを受診する患者の
約30%は抑うつ状態~うつ病である
との報告(Klock, S.C. ら、1997)や、
反復流産クリニックを受診する患者の
不安レベルは精神科の外来患者の不安レベル
に近いとの報告(Craig, M. ら、2002)
もあります。

当院のある一日の不育症初診6名につき、
精神科専門医が日本版BDI-IIにて
調査したところ、
3名が軽症うつ病と診断されました。
人体発生学から見て、
発生9日目頃(妊娠3週2日)(胚盤胞移植4日目)
には胎盤になる絨毛細胞の組織内に腔隙が出現し、
子宮内膜のラセン動脈~毛細管と交流し始めます。

ラセン動脈の血管平滑筋細胞層は
母体の交感神経の影響下にあります。

つまり、母体がストレスにより
過剰な緊張状態にあれば、
ラセン動脈が収縮して
胚に十分な酸素を供給できません。

この危険を少しでも回避するためなのか、
妊娠4週頃より子宮内膜内の絨毛細胞が
ラセン動脈内に浸潤し、
妊娠16週頃までに、
血管平滑筋細胞と
ほぼ完全に置換してしまうのです。

これにより、
妊娠16週以後については、原則、
胎児―胎盤系は
母体の神経支配を受けることなく、
血管を拡張して酸素に満ちた血液を
吸収できるのです。
体外受精の技術によって、
受精から胚の成長までは
科学的に解明されつつあります。

しかし、胚を移植して妊娠確定までの期間は、
その発育過程がほとんどわかりません。

神の領域です。

精神、免疫、ホルモン、凝固、子宮形態などと、
ときに運命が
密接に関係しているのです。

学問としての医学だけでは説明できない
場合もあります。
医学の実践ではなく、
哲学的な要素も交えた医療
が必要であると思います。
アラフォーになり、
度重なる体外受精の結果、
お腹の子が、
やっと妊娠6週過ぎまで順調に育ったのに、
流産してしまった。

原因は卵の質が良くなかったから、
お腹の子がそこまでしか育たない
何かを持っていたからと言われた。

はたしてそうでしょうか?
流産した赤ちゃんの染色体検査をしていれば、
ほぼはっきりわかったのですが。

統計的に
染色体異常の確率は約7割ですので、
約3割は染色体正常な子、
つまり、
約3割は子宮環境に問題があり、
その問題を予防できていれば、
助けられた可能性があるのです。

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