免疫系が過剰に反応してしまうとアレルギーになってしまいます。卵や赤ちゃんも半分は旦那さん由来の異物ですから、子宮の内膜の免疫細胞が過剰に反応すれば攻撃していまいます。
アレルギー体質(花粉症や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎等)は直接的な原因ではありませんが、間接的には影響していると考えられます。
近年、アレルギーの発症を抑え込むTレグ細胞(調節性T細胞)(ブログ357参照)の存在が明らかにされ、子宮内膜にTレグ細胞が少ないと流産することが報告されています(2013年)。
このTレグ細胞はまだ簡単には検査できませんが、攻撃するNK細胞は検査できます。NK細胞活性は、ストレスによっても変化します。ピリピリして気が張り過ぎているとNK細胞活性は高くなり、逆に気分が落ち込んでいると低くなってしまいます。
院長ブログ
357. Tレグ院長ブログ内で紹介している論文