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治療のご相談 (8件)

相談の頻度が高い子宮手術治療、アスピリン治療、ヘパリン治療、夫リンパ球治療、免疫グロブリン治療、ピシバニール治療、精神治療についての相談内容を一部修正して記載しました。

だれでもストレスは感じていますが、その程度によっては、流産(移植不成功)の原因になることは、過去60年間の疫学的研究によって明らかにされています。2016年2月にはスエーデン人2万人強の体外受精を受けた女性の調査結果として「不安、抑うつが卵の発育に悪影響」を及ぶす事が報告されています。

それでは実際にどうしたらよいのでしょうか。強い不安を感じるのは、自分の性格と環境から来ていますので、まず自分の性格を考えてみることです。几帳面でびっくりすることに弱い人は、パニック気質ですから、できるだけ、具体的にいろいろなこれからの事を想定してみることです。そうすると、ある程度、覚悟ができますから落ち着いてきます。環境の面では、居心地が悪いと感じることを、できる範囲で切り捨てることです。あなたの子供のためです。必要ならば、メンタルクリニックを受診して心を休めてあげてください。そして、妊娠(移植)後のメンタルケア―が特に大切ですから、赤ちゃん(卵)を育てるため、赤ちゃんから見ての損得を考えて、少しの危険性より高い有効性が期待できるならば、必要最低限の精神薬物療法もひとつの方法です。その前提として、そのクリニックが居心地よく感じられ、生殖精神分析を受けたうえで、精神面のサポート(24時間体制)が必要です。

ピシバニールとは、ストレプトコックス・ピオゲネスSu株をペニシリンと熱処理後に凍結乾燥した病原性のない菌体製剤です。抗ガン剤として日本で開発された免疫系を活性化する製剤です。ガン細胞や、ときに正常細胞の代謝を抑制するような一般的な抗ガン剤とは違い、免疫細胞を刺激するための製剤なのです。卵を育てるために必要な胎盤になる細胞が子宮内で育ちにくい子宮内免疫状態と判断されたときに、その状態にあった方法(量と時期と回数)により、子宮内免疫状態を適正化できるのです。

参考として、当院のホームページの「不育症と着床障害について」の中の「不育症と着床障害のポイント解説」の「No.19、 寄生虫は妊娠を助ける」と、「No.24、 インフルエンザ予防接種は死産を防ぐ」 をお読みください。

免疫グロブリン治療は、夫リンパ球治療と同じく、免疫を調節する治療(自費)のひとつです。

夫リンパ球治療が始まった約10年後から世界的に研究的な治療として開始されています。免疫グロブリンの利点は感染の副作用がありません。欠点は費用が高いということです。重症感染症とか難治性の自己免疫病には効果が証明されていますので保険が適用されています。

難治性の不育症への免疫グロブリン治療は、その治療方法が確立していませんので、治療効果についてもいまだ不明のままです。費用の点が受け入れられれば、治療をうける価値はあると思います。

歴史的な背景から説明すると、わかりやすいと思います。不妊症と違って、不育症の原因は「運命」と「心」と「身体」に存在するため複雑であり、薬物治療するにも妊娠初期の治療となるため抵抗感があり、ほとんど研究されることなく放置されてきました。
そこに光を与えたのが、1981年のリンパ球輸血療法なのです。あっというまに世界的に広がり、その成功率は、平均70~80%でした。ただ、その治療方法と治療対象は千差万別だったのです。ですから当然、治療効果はないという論文も発表されました。そして、この治療法があまりされなくなった主な原因は、その副作用の点です。リンパ球輸血療法は、輸血のひとつですから、とくにエイズの問題なのです。1981年に米国で初めてエイズ患者が報告されて以来、年々増加し、その1%が輸血による感染でした。ですから、米国の食品医薬品局(FDA)は「夫リンパ球免疫療法は有効性と安全性が確認されるまではしばらく行うべきでない」と勧告しています。

日本では、1989年から3年間、厚生省研究班として臨床研究され、原因不明習慣流産患者への免疫療法の生児獲得率は79%であったこと、そして、2008年から3年間、厚労省研究班として再評価の研究がなされ、生児獲得率は71%であったことが報告されています。

ですから実際的には、抗リン脂質抗体、凝固系異常による原因も含めて、現時点では原因不明であり、また、ヘパリン・アスピリン治療も含めた従来の治療では効果なく、流産物の絨毛染色体検査では正常な症例に対して、十分な説明と同意のもと、放射線照射した夫リンパ球による免疫療法が、ひとつの選択肢としてあり得ると考えられます。

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