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ご相談内容

不育症・着床障害について日々ご相談を受けています。
相談事例を検査・治療・その他に分類してご紹介します。

Children categories

検査のご相談 (14件)

2001年9月から15000件以上になるメール相談を受けています。
その中のほんの一部を修正して記載しました。その相談内容は、自費と保険、遺伝、子宮形態、ホルモン、凝固、抗リン脂質抗体、同種免疫、生殖メンタルといろいろです。
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治療のご相談 (8件)

相談の頻度が高い子宮手術治療、アスピリン治療、ヘパリン治療、夫リンパ球治療、免疫グロブリン治療、ピシバニール治療、精神治療についての相談内容を一部修正して記載しました。
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その他のご相談 (5件)

検査や治療以外で頻度が高い相談内容は、胎児への薬の影響やメンタル関係の相談です。その一部を修正して記載しました。
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ご心配はよくわかります。厳密に言えば、ヒトで実験はできませんので、胎児に対する安全性の確立された薬などはないからです。日本の医療用医薬品添付文書では、妊婦に対して「投与禁希望」や「投与禁」が約40%あります。一例ですが、卵胞ホルモン剤は「投与禁」と記載されています。しかし、その記載に従うと、体外受精・胚移植は非常に困難となります。ですから実際には、胎児にとって、治療(薬)の有益性が危険性を上回ると判断され、そのことに納得されたときに投与されています。

また、知っておいてほしいことは、「どんなご夫婦でも、先天性疾患のある児を出産する可能性が3~5%程度ある」という事実です。2010年の日本産婦人科医会先天異常モニタリングの調査では、出産時総数91082名中、2.3%に先天性疾患が認められています。スエーデンの大規模な医療出生登録データによる調査では、一般集団では4.8%に先天異常児が出生しています。

当院では、いろいろな治療薬について、ご本人のためではなく、胎児から見て、どれだけの有益性(得)があり、どれだけの危険性(損)があるのかを詳しくお話ししています。赤ちゃんは神様からの授かりものです。納得した治療であれば、最後はすべてを受け入れるしかないと思います。

だれでもストレスは感じていますが、その程度によっては、流産(移植不成功)の原因になることは、過去60年間の疫学的研究によって明らかにされています。2016年2月にはスエーデン人2万人強の体外受精を受けた女性の調査結果として「不安、抑うつが卵の発育に悪影響」を及ぶす事が報告されています。

それでは実際にどうしたらよいのでしょうか。強い不安を感じるのは、自分の性格と環境から来ていますので、まず自分の性格を考えてみることです。几帳面でびっくりすることに弱い人は、パニック気質ですから、できるだけ、具体的にいろいろなこれからの事を想定してみることです。そうすると、ある程度、覚悟ができますから落ち着いてきます。環境の面では、居心地が悪いと感じることを、できる範囲で切り捨てることです。あなたの子供のためです。必要ならば、メンタルクリニックを受診して心を休めてあげてください。そして、妊娠(移植)後のメンタルケア―が特に大切ですから、赤ちゃん(卵)を育てるため、赤ちゃんから見ての損得を考えて、少しの危険性より高い有効性が期待できるならば、必要最低限の精神薬物療法もひとつの方法です。その前提として、そのクリニックが居心地よく感じられ、生殖精神分析を受けたうえで、精神面のサポート(24時間体制)が必要です。

ピシバニールとは、ストレプトコックス・ピオゲネスSu株をペニシリンと熱処理後に凍結乾燥した病原性のない菌体製剤です。抗ガン剤として日本で開発された免疫系を活性化する製剤です。ガン細胞や、ときに正常細胞の代謝を抑制するような一般的な抗ガン剤とは違い、免疫細胞を刺激するための製剤なのです。卵を育てるために必要な胎盤になる細胞が子宮内で育ちにくい子宮内免疫状態と判断されたときに、その状態にあった方法(量と時期と回数)により、子宮内免疫状態を適正化できるのです。

参考として、当院のホームページの「不育症と着床障害について」の中の「不育症と着床障害のポイント解説」の「No.19、 寄生虫は妊娠を助ける」と、「No.24、 インフルエンザ予防接種は死産を防ぐ」 をお読みください。

免疫グロブリン治療は、夫リンパ球治療と同じく、免疫を調節する治療(自費)のひとつです。

夫リンパ球治療が始まった約10年後から世界的に研究的な治療として開始されています。免疫グロブリンの利点は感染の副作用がありません。欠点は費用が高いということです。重症感染症とか難治性の自己免疫病には効果が証明されていますので保険が適用されています。

難治性の不育症への免疫グロブリン治療は、その治療方法が確立していませんので、治療効果についてもいまだ不明のままです。費用の点が受け入れられれば、治療をうける価値はあると思います。

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