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ご相談内容

不育症・着床障害について日々ご相談を受けています。
相談事例を検査・治療・その他に分類してご紹介します。

Children categories

検査のご相談 (14件)

2001年9月から15000件以上になるメール相談を受けています。
その中のほんの一部を修正して記載しました。その相談内容は、自費と保険、遺伝、子宮形態、ホルモン、凝固、抗リン脂質抗体、同種免疫、生殖メンタルといろいろです。
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治療のご相談 (8件)

相談の頻度が高い子宮手術治療、アスピリン治療、ヘパリン治療、夫リンパ球治療、免疫グロブリン治療、ピシバニール治療、精神治療についての相談内容を一部修正して記載しました。
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その他のご相談 (5件)

検査や治療以外で頻度が高い相談内容は、胎児への薬の影響やメンタル関係の相談です。その一部を修正して記載しました。
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歴史的な背景から説明すると、わかりやすいと思います。不妊症と違って、不育症の原因は「運命」と「心」と「身体」に存在するため複雑であり、薬物治療するにも妊娠初期の治療となるため抵抗感があり、ほとんど研究されることなく放置されてきました。
そこに光を与えたのが、1981年のリンパ球輸血療法なのです。あっというまに世界的に広がり、その成功率は、平均70~80%でした。ただ、その治療方法と治療対象は千差万別だったのです。ですから当然、治療効果はないという論文も発表されました。そして、この治療法があまりされなくなった主な原因は、その副作用の点です。リンパ球輸血療法は、輸血のひとつですから、とくにエイズの問題なのです。1981年に米国で初めてエイズ患者が報告されて以来、年々増加し、その1%が輸血による感染でした。ですから、米国の食品医薬品局(FDA)は「夫リンパ球免疫療法は有効性と安全性が確認されるまではしばらく行うべきでない」と勧告しています。

日本では、1989年から3年間、厚生省研究班として臨床研究され、原因不明習慣流産患者への免疫療法の生児獲得率は79%であったこと、そして、2008年から3年間、厚労省研究班として再評価の研究がなされ、生児獲得率は71%であったことが報告されています。

ですから実際的には、抗リン脂質抗体、凝固系異常による原因も含めて、現時点では原因不明であり、また、ヘパリン・アスピリン治療も含めた従来の治療では効果なく、流産物の絨毛染色体検査では正常な症例に対して、十分な説明と同意のもと、放射線照射した夫リンパ球による免疫療法が、ひとつの選択肢としてあり得ると考えられます。

子宮内に血栓ができないようにする治療として、アスピリン治療とヘパリン治療があります。

アスピリン治療は血小板の機能を抑えるためであり、ヘパリン治療は凝固系を抑えるためです。アスピリン治療とヘパリン治療をすれば、結構強力となります。

しかし、出血も起こりやすくなります。少量の出血も含めると、10人中2~3人の割合で性器出血します。

ですから、むやみにヘパリン治療するのではなく、検査値が抗リン脂質抗体陽性か、血栓性素因ありと判断されたときに、アスピリン治療とへパリン治療をするべきであり、それ以外は効果がないばかりか、出血による血腫が発生し、その血腫により流産する可能性もあるので危険性が高くなります。

不育症・着床障害の治療として使うのは、子供用のアスピリンです。今では、多くの先生が、まず予防的にアスピリンとしてのバファリン(81mg)かバイアスピリン(100mg)を処方しています。しかし、本当に理解している先生は多くはありません。

アスピリンは血栓予防のために飲むのですが、飲む量によっては、血栓を作りやすくしてしまうのです。なぜならば、アスピリンは血小板の機能を抑えますが、血管を収縮させる機能もあるからです。1983年のオリジナル論文のアスピリンの量は毎日75mgでした。その論文のなかの患者さんは、抗リン脂質抗体が強陽性であり、大量のステロイド治療も併用されていました。一般的に心筋梗塞を発症した後に飲む量が81mgか100mgなのです。健康な方の適量はその半分ぐらいなのです。ですから、多くの場合、2日に1錠を飲むのが良いのです。ただし、胚移植後の高濃度のホルモン治療中は1日1錠が良いようです。

いつから飲むかについては、妊娠の可能性がある周期の排卵日ごろからか、移植後で十分です。いつまで飲むかについては、異常の検査値によりますが、妊娠16週までか、妊娠28週までか、あるいは妊娠35週ごろまでが目安です。

抗リン脂質抗体が陰性か血栓性素因もない例では、アスピリンの治療効果はないということが信頼性の高い論文に報告されていますが、危険性も少ないと判断されていますので、予防的に飲むことは理解できます。ただ、その場合、出血があればすぐに飲むのを中止したほうが良いと思います。その場合は危険性があるからです。

詳しくは私のブログのNo29(アスピリンジレンマ)を見てください。

まずは勇気をだして、子供を授かるために、近くのメンタルクリニックを受診されても良いと思います。今の心の状態を検査してくれますよ。心の状態がわかれば、どうしたらいいのかが見えてきますから。

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