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染色体検査

なぜ流産したかを知る方法は、流産手術のときの流産内容物の染色体検査です。流産する運命を背負った小さな命だったのか、そうではなかったのかがわかります。検査により納得できますし、今後、治療が必要かどうかがわかります、というお話です。

この検査は、非常に重要です。

結果に異常があれば、
卵に原因があり、

結果に異常がなければ、
子宮に原因がある
ことがわかるからです。

子宮に原因があるなら、
それを見つけて治療しなければ、
また流産する可能性が
非常に高いのです。

アラフォーになり、
度重なる体外受精の結果、
お腹の子が、
やっと妊娠6週過ぎまで順調に育ったのに、
流産してしまった。

原因は卵の質が良くなかったから、
お腹の子がそこまでしか育たない
何かを持っていたからと言われた。


はたしてそうでしょうか?
流産した赤ちゃんの染色体検査をしていれば、
ほぼはっきりわかったのですが。

統計的に
染色体異常の確率は約6~7割ですので、
約3~4割は染色体正常な子、
つまり、
約3~4割は子宮環境に問題があり、
その問題を予防できていれば、
助けられた可能性があるのです。

ある病院のクリニックで不育症の検査をして、
検査に異常がないと言われたのに、
その後の妊娠で流産を繰り返された場合、

流産内容物の染色体検査を受けることをお勧めします。

自費で高価な検査ですが、
今後の赤ちゃんの命がかかっているのです。


流産内容物の染色体検査が正常だった場合、
今まで受けた検査ではわからなかった
原因があるということです。

その原因を見つけて、そのための治療をしないと、
流産を繰り返す可能性が高いということです。

夫婦の染色体検査は、必ずしも必要ではないと考えています。

その理由は、4つあります。
1.異常が見つかっても治療はできないこと。
2.異常があっても、すべて流産するのではなく、
必然的な流産率は50%前後であること。
3.異常がなくても、偶然的な染色体異常による
流産率が10~20%あること。
4. 検査費用が高いこと。
夫婦で保険で約2万円、自費で約5万円。
(スクリーニング検査は原則自費となります。)

さらに、ご夫婦によっては、
夫婦どちらかに原因があった場合、
知らなかったほうがよかったと思われるかもしれません。
(異常発生頻度は夫婦各3%前後です。)


他方、
私は、流産したときこそ、
その悲しみのなかで、

「なぜその赤ちゃんが流産してしまったのか」 

はっきりさせるため、
流産手術のときの、

「流産絨毛(胎児組織)の染色体検査」

をしてはどうかと、お話しています。
(ただし、保険外ですから検査費用は高く、5~8万円です。)


その結果として、
流産絨毛の染色体の異常があった場合、
その異常は構造異常か数的異常かどちらかです。

構造異常ならば、
それは必然的な異常であり、
ご夫婦どちらかに染色体異常があり、
遺伝的必然的な流産であったと判断できます。

このときこそ、発生原因を特定したい場合、
ご夫婦の染色体検査をしてもいいのではないか
と思っています。

いずれにしろ、
赤ちゃんは、もらったわずかな命をまっとうした
ということになります。


数的異常ならば(多くは数的異常です)、
それは偶然的な異常であり、
ご夫婦からの遺伝によるものではありません。
偶然的な運命による流産であったのです。

ある意味、
神様、仏様が決めた運命ですから、
この場合は受け入れるしかありません。


一方、
流産絨毛の染色体の異常がなかった場合、
それは卵の異常によるものではなく、
「子宮内環境の変調による流産」 ですから、
次回妊娠前に、
原因を見つけて、
予防治療すれば、
必ず元気な赤ちゃんを抱きしめられます。

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