子宮内の細菌叢を調べる遺伝子検査(EMMA/ALICE)の評価については、現時点でも不明です。 善玉菌である乳酸菌と、それ以外の悪玉菌も含めた細菌叢の割合を調べることによって、子宮内の環境状態はわかりますが、少なくとも不育症においては、その後の妊娠率、流産率とも関係なさそうです。 子宮内の細菌環境が悪い場合には、詳細な免疫検査(NK、TNFα、M-CSF等)と、生殖ストレス検査をすれば、抗生物質、ラクトフェリンなどの治療法以外に、ピシバニール治療法やステロイド治療法、さらに支持的精神療法という専門的な治療の必要性の有無がわかってきますよ。