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妊娠ストレス

妊娠前と妊娠初期のストレスは着床と妊娠初期に危険です。その理由はストレスが子宮の細動脈をより細くし、さらに炎症を引き起こすためです、というお話と、その実例、治療についてのお話です。

他院で4回も妊娠初期に流産された方が、

当院にて治療され、
5回目の妊娠の今回、
妊娠10週で約3cmの元気な赤ちゃんの
動く姿 を見て(超音波検査画面にて)、

「 この子は5人分の命をもらった子です 」
と、ささやかれました。


生んであげられなかった子への
深い想いを感じさせられました。

子宮内膜は、粘膜の層です。

鼻の中の粘膜層とよく似ています。

そこには細い動脈が密集しています。

細動脈の血管壁には、
交感神経と筋肉細胞があり、
交感神経が興奮すると
筋肉が収縮して
細動脈が狭くなってしまいます。


妊娠成立前後の時期と、
妊娠初期の子宮内膜内の
血管(細動脈)の断面の
写真を見てください。

妊娠中期の血管の断面と
大きく違っています。


妊娠初期の血管壁は
母体の交感神経と
筋肉細胞で構成されていますが、

妊娠中期の血管壁では
胎児側の絨毛細胞に
すべて入れ替わっているのです。

ダイナミックな「再構築」です。

再構築により、
血管腔の直径も
0. 05mmから0.5mmと
10倍太くなっているのです。

さらに妊娠中期以降は
母体の神経支配から
逃れているのです。


胎盤内の血管網の絵写真を見てください。

子宮内膜内の母親の動脈の
胎児側への出口が
「恵みの窓」です。

 

この母親の動脈が、
妊娠初期だけ、
ストレスにより
細くなってしまうから、
危険なのです。

炎症反応の症状は、
「赤く、腫れて、熱っぽく、痛い」
というものです。

炎症反応とは体を守る防衛反応です。

身体の一部に異常が起これば、
栄養補給のため異常部位の血管が拡張して
「赤く」なり、
血管内物質を組織液に出すため
「腫れて」、
免疫細胞が発熱物質を出して活動するため
「熱っぽく」、
神経系が異常の情報を伝達するため
「痛い」のです。


「ストレスによっても、
炎症反応は起こる」 のですよ。


たとえば、
不育症、着床障害で、
慢性的に酷使されている
子宮です。


「ストレスを受けると、その生体内で
炎症を起こす物質が発生する」
ことがわかってきていますので、

その炎症物質(免疫物質等)が
体内で最も酷使されている部位に
集積されていき、

たとえば、
子宮であれば、
「慢性子宮内膜炎」となってしまいます。


免疫攻撃物質が
胚や胎盤になる細胞を攻撃してしまいます。

 

子宮内の細菌感染による
慢性子宮内膜炎は
ほんの一部ですよ。


ストレスが原因ならば、
ラクトフェリンや抗生物質は
効果ないですよ。

心理的ストレスを受けると、
血小板が固まりやすくなることは
以前よりわかっていましたが、

心理的ストレスを受けると、
免疫細胞も増加して、
炎症性サイトカインが発生してくる
こともわかってきました。

たとえば、
心理的ストレスを感じていると、
脳細胞にも、炎症が起きるようです。
過剰な炎症により、
脳細胞の機能障害が起き、
うつ病になる可能性が指摘されています。


本来、炎症性サイトカインは、
身体の異常を修復するために、
炎症を起こしているのですが、

こころの異常に対しても、
何らかの原因で炎症を
起こしているようです。


炎症性サイトカインが
異常にたくさん分泌されている状態
になったら、
それは組織障害を
起こしてしまいます。

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