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130.亡くした赤ちゃんへ感謝の心を

当院を受診される不育症患者さんの
4人に1人は38歳以上47歳以下の方であり、
5人に1人は体外受精・胚移植により妊娠されています。

精神的な危険因子を内在され、
不育症、着床障害の専門的なアドバイス、治療と、
特異的な精神療法を必要とされている方が
多くいらっしゃいます。


先日、
多くの困難を乗り越え、
やっと妊娠11週まで妊娠継続に成功し、
最後の超音波検査で
すくすく育った赤ちゃんを見て、

ついに感情を抑えきれず、
泣き崩れてしまった患者さんが
いらっしゃいました。


「ごめんね、
ごめんなさいね、
今まで育ててあげられなかった赤ちゃんたち。

もっと早くここへ来ていれば・・・。
ごめんね、
ごめんなさいね。」


私は、その言葉に
一瞬、戸惑い、驚いてしまいました。


そして、
ある言葉を思い出しました。

「死者に対する最高のたむけは
悲しみではなく、
感謝の心だ。」

という内容です。


そこで、


今までに亡くした赤ちゃんたち。

子宮の中だけのわずかな命であっても、
あなたの体のなかに来てくれたのです。

いろいろな運命を背負って、
精一杯生きてくれたと思います。

後悔するのではなく、
自分を責めるのではなく、
悲しみ続けるのではなく、

やっぱり、
感謝してあげてください。


その心が、
供養になり、
今回の赤ちゃんへの
より深い愛情につながると思います。


という内容をお話させていただきました。

最終更新日: 2021年08月25日 13:20

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