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162.二人目の(続発性)不育症って何

結婚して、妊娠して、何の問題もなく、
正常に出産された。

二回目(二人目)の妊娠も自然にできたが、
流産してしまった。
そのときは、たまたまと思った。

三回目の妊娠は、ちょっと恐かったけど、
大丈夫と思ってた。
でも、また流産。

正常に出産しているのに、
その後、繰り返して流産してしまった。


どうしちゃったんだろう。
育児に追われて、いそがしくしていたから、
私が赤ちゃんをダメにしてしまったのか?


周りの人は、
ひとりは自然に生まれているから
大丈夫、気にすることはないと、言っている。

気にせずに、早く次の妊娠へがんばろうと、
励ましてくれる。

自分もはやく、弟か妹を作ってあげたい。

でも、何かおかしい。
恐い。

悪いことに、
周りの人から理解されにくいため、
精神的にも、
追いつめられてしまう事がよくあるのです。


心配で、病院へ受診してみても、
「 ひとりは自然に生まれているし、
2回の流産だから、たまたまですよ。
検査の必要もなく、
自然に様子をみてください。 」
と、言われてしまうのではないでしょうか。


この状態は何? 
不育症ではないのでしょうか?


こんな内容の相談を、よく受けます。

私のご返事は、
「 それは続発性(二人目の)不育症です。 」
と、お答えしています。


一人目が自然に出産されているため、
ご自身も、周りの人も、医療関係者も、
なかなか理解できないのです。


続発性(二人目の)不育症の原因として、
出産後に、
子宮内環境が赤ちゃんの育ちにくい状態
になってしまった可能性が高いのです。


まずは、検査されることをお勧めします。

最終更新日: 2021年08月25日 13:00