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552.抗カルジオリピン抗体IgMは保険外

胚への栄養血管であるラセン動脈に
血栓を作ってしまうことにより、
流産・死産の原因となる
抗リン脂質抗体の有無
についての検査があります。

世界的に認められている
抗リン脂質抗体症候群の
分類基準(2006年)に
抗カルジオリピン抗体IgM の検査は
含まれていますが、

現在、日本の保険未収載のため、
保険の検査では検査できません。

自費で検査するしかありません。


また、近年、
ループスアンチコアグラントと
強い相関を示す抗体として、
抗PS・プロトロンビン抗体
が注目されており、

単独陽性例においても、
血栓症や産科合併症を
合併する場合があることが
報告されています。
(J Immunol Res, 2015)


残念ながら、
抗PS・プロトロンビン抗体も
保険未収載のため、
自費の検査となってしまいます。

最終更新日: 2021年08月25日 12:58