不育症と着床障害の検査のなかで、抗リン脂質抗体(約9種類)と、プロテインS、第12凝固因子が、よく調べられています。 異常値ならば、胚、胎児のまわりに血栓ができやすく、妊娠の継続ができにくくなるのです。 どこまで調べる必要があるのか、治療はどうするのかは、担当医師の専門知識と治療経験により、また、患者様の状況と希望により、実際は、まちまちです。 また、検査値の異常のレベルによって、治療方法が違ってきます。 一般的には、抗リン脂質抗体が弱~中程度陽性、プロテインS、第12凝固因子が弱低値ならば、まずは、アスピリン単独治療がお勧めです。