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6. 不育症の認知行動療法とは

「認知行動療法」 とは、

ものの考え方とか受け取り方、あるいは行動パターンを
チェンジ、  CHANGE、  変化
させることによって、不安や抑うつといった不快な気分を
是正しようとする
心理療法のことです。


その基本は、
まず、
現実に目を向ける。現実直視です。
そのために、情報収集してください。
インターネット情報は大きな助けになっていると思います。
不育症治療の経験者からのブログも大いに参考になると思います。


次に、
だれかに話を聞いてもらってください。
それだけで、少しは気持ちが落ち着きます。
こちらに相談されてもいいですよ。


次には、
悪いことばかりではなく、良い面も探してください。
旦那さんはあなたを心配していませんか。
子供を生むためにだけに結婚したわけではなく、
愛し合って結婚したのですよね。
今、お二人とも元気ですよね。
焦らなければ、きっとうまくいきますよ。


ご夫婦で、散歩をしたり、おいしい食事を楽しんだり、
たまには旅行してみたり、何か気晴らしは絶対に必要です。
仕事に集中してみたり、動物を飼ってみたり、
少しでも多くの関心事を見つけてください。
人生は短いですから。


たとえ、たとえ、子供に恵まれなくても、
それはお二人で乗り越えて、
意味のある人生を、いっしょに最後まで送ってください。

 

「人生は何を成し遂げたというのではなく、
どのように真剣に過ごしたか」

 

ではないでしょうか。


尊敬するある精神科の先生が

「簡素で心豊かな生活」

をしたいと言っていました。
私も同感です。人生は競争でもありません。
そんなに急いでも、最後はいっしょですから。

 

不育症の治療に役立つ言葉があります。
それは、

「人生いろいろ」

「能天気」

「Let it be」

「Tomorrow is another day」

です。

最終更新日: 2021年08月25日 13:28