流産したあかちゃんを直接、見たことはありますか?妊娠初期に、テレビモニターを通して、いつもその成長状態を見ていたと思いますが、不幸にも、流産に終わったとき、麻酔下で流産手術を受け、いつの間にか、子宮内が空っぽになっている・・・。流産した赤ちゃんは、ご本人に確認されることなく、ホルマリン液に保存され、病理組織検査に提出されたと思います。 できれば、その赤ちゃんの組織を見せてもらってください。赤ちゃんの胎盤組織である絨毛は、まっ白で、まるで、天使の羽のようですよ。赤ちゃんの形はわかりませんが、赤ちゃんは、そのビ ロ ー ド の よ う な 天 使 の 羽に包まれていたのです。 こちらでは、流産後、ご夫婦に確認して、ご希望があれば、いつでも、お見せしています。そうすることで、バーチャルな世界から、現実を実感できるからです。現実を直視することで、流産した赤ちゃんは、あなたの記 憶 の 中 で 生 き 続 け ら れ る と思います。 流産手術後の悲しみのなかで、ある患者さんは、その流産組織を見て、「白くてキレイ。天使の羽みたい。」とおっしゃっていました。