不育症、着床障害のあなたは、「神様はどうして自分に赤ちゃんを授けてくれないのか。」「まわりの多くの人は苦労なしに授かっているのに。」「神様は不公平。」「私の何がいけなかったのか。」と、悩み苦しんでいることと思います。 本当に不公平ですよね。 でもどうしようもありません。受け入れるしかないですものね。 当院を受診されている患者さんの半分ぐらいは、東海三県(愛知県、三重県、岐阜県)外から通院されていますが、赤ちゃんを授かるため、今を耐え、ひたむきに、一生懸命、前を向かれています。 私は、そのような患者さんを見ていると、「今のあなたは、女 性 性 として、ほんとうに輝いていますよ」と、言ってあげたくなります。 当たり前のように何の苦もなく、赤ちゃんを授かっている多くの女性と比べて、少なくとも、命の尊さ、はかなさをいやというほどわかっているのですから。 また、今までに亡くした多くの小さな命を供養し、これから来てくれる命を心から願っているのですから。 この心の過程そのものが、女性として生まれた証の「女性性」 ではないでしょうか。 小さな命のいくつもの生と死を見つめ、そんな運命を背負って今を生きているあなたは、「女性性」 を心の奥底から発揮しているのです。 「女性性」 として輝いていますよ。