「末期の水」って聞いたことありますか?死にゆく者に対して、家族がその口元を水でうるおしてあげることを言います。仏典由来のことばですが、死者との心の交流の儀式のひとつです。 最近、偶然に「末期の眼」 という言葉を聞きました。 その時は何も意識していませんでしたが、今もずっと心に残っています。 芥川龍之介が最初に書いて、川端康成が気に入った言葉らしいです。 人は日々の生活に追われ、日々の生活がこのまま続いていくと漫然と思いがちですが、たとえば 余命一年とわかったとき、考え方も感じ方を一変するはずです。 普通の事がすごく愛おしく、今までの不安や欲望がたいしたことではないように思えるはずです。 試してみてください。「自分の余命はあと一年」と、自分の心にイメージしてみるのです。イメージトレーニングです。 今の不安を和らげてくれますよ。 考え方を変えてみる認知療法のようなものです。